状態と理由コード

オーソリ状態と理由コード

次の図はオーソリオブジェクトの状態遷移です。

注意 :以下の図のPending状態は、TransactionTimeout を0にしてAuthorize処理を呼び出した場合は存在しません。この場合の最初のレスポンスはOpenDeclinedのどちらかで受け取ります。

次の表はそれぞれのオーソリ状態の詳細、許可されている処理、その状態になった理由の説明です。

状態 説明 許可されている処理 理由コード
Pending 非同期モードでは、全てのオーソリオブジェクトは、Authorizeリクエスト後の30秒間は Pending状態です。

同期モードでは、オーソリオブジェクトはPending状態になりません。
GetAuthorizationDetails CloseAuthorization StopShipmentAtypicalAuth - 請求処理は正常に完了しましたが、通常と異なる動きがみられました。これから出荷を行う場合は可能な限り出荷を行わないで下さい。
Open 非同期モードでは、30秒間のPending状態の後にOpen状態に遷移します。

同期モードでは、オーソリオブジェクトはすぐにOpen状態に遷移します。
GetAuthorizationDetails Capture CloseAuthorization StopShipmentAtypicalAuth - 請求処理は正常に完了しましたが、通常と異なる動きがみられました。これから出荷を行う場合は可能な限り出荷を行わないで下さい。
Declined オーソリはAmazonによってDeclinedになりました。 GetAuthorizationDetails InvalidPaymentMethod 支払方法に問題がありました。Soft DeclineとHard Declineを区別するためにSoftDeclineを利用します。Soft Declineの場合は、追加のオーソリを試みることができます。Hard Declineの場合は、購入者に連絡して、支払方法の更新を依頼します。

AmazonRejected Amazonはオーソリを拒否しました。Order Referenceは自動的に Closedになります。

ProcessingFailure Amazonは内部処理エラーのためにトランザクションを処理できませんでした。Order Referenceが Open状態であれば、オーソリをリトライするべきです。

TransactionTimedOut

非同期 モードでは、デフォルトのタイムアウトの24時間、または、 TransactionTimeout リクエストパラメータで指定したタイムアウト時間内にAuthorize処理が完了しませんでした。 同期 モードの場合は、Amazonが30秒以内にリクエストを処理できませんでした。この理由コードによるDeclineが高い数値である場合は、タイムアウト値を調整した非同期モードを検討してください。
Closed オーソリはCloseAuthorization処理の呼び出し、CancelOrderReferenceの呼び出し、または、AmazonによってClosedになりました。 Closed状態のオーソリに対しては売上請求をリクエストできません。 売上請求の一部が残っている額はOrder Referenceでクレジットバックされます。 GetAuthorizationDetails ExpireUnused オーソリが30日間Open 状態であり(SANDBOXでは2日間)、オーソリに対して売上請求していませんでした。

MaxCapturesProcessed オーソリの最大額まですでに売上請求しました。Amazonは1つのオーソリに1つの売上請求だけ認めています。

AmazonClosed Amazonは販売事業者のアカウントの問題によりオーソリオブジェクトをClosedにしました。

OrderReferenceCanceled Order Referenceがキャンセルされたのが原因で、全てのOpenのオーソリはキャンセルになりました。GetOrderReferenceDetails処理を呼び出し、キャンセル理由を取得するために ReasonCodeレスポンス要素を確認できます。

SellerClosed 販売事業者がCloseAuthorization処理を利用して明示的にClosedにしました。Closedにした理由を ClosureReasonリクエストパラメータに指定できます。